古事記(現代版)

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【MYポートフォリオVol.2】9273 コーア商事HD【薬の原薬&ジェネリック】


どもこんばんは、ぼくです。

今日の銘柄分析は9273 コーア商事HD。ジェネリック医薬品の原薬を販売する会社です。くすりの薬ってなんじゃらほい??(´・ω・`)

 

 

9273 コーア商事HDってどんな企業??

 

ざっくり言うとジェネリック薬品の原薬を販売する会社です、原薬ってのは原材料だと思ってもらえれば。

売るはっかりじゃなくて自社でも製造販売したりもしています。

 

コーア商事株式会社

 

海外の優れた医薬品原薬製造業者より、日本の品質基準に合った原薬を輸入して、厳しい品質試験と管理の後、医薬品を日本の市場で製造販売する製薬会社の皆様にお届けするのが、私たちの主な仕事です。

 

会社設立より一貫して原薬販売に力を入れてきたということです、昔から【薬九層倍】なんて言われますが実際のところどうなんでしょう??

 

9273  コーア商事HDをざっくり分析

 

※2025年1月時点の数字になります。

 

時価総額は251億とやや小型株の部類です、出来高は5万~10万株/日といったところ。

 

バフェットコードで見るとPERは7.9、PBRは1.0、MIX係数は7.9と割安ですね。

ROICは10.6と申し分ない数字ですね、かなりの効率経営です。

 

9273 コーア商事HDの営業利益他

バフェットコードより

 

順調に業績を伸ばしています、19年度は新薬の製造に想定以上にコストがかかったようですが翌20年度には軌道に乗り回復しています。

 

9273 コーア商事HDのBPS、EPS

バフェットコードより



BPS、EPS共に順調に伸びています、。これといって問題は見当たりません。

ここの強みは原薬の検査設備を自前で用意していることです、競合他社が外注に出す作業を自社で完結できるというところ。これによってコストと時間を大きくカット可能となり顧客満足度に繋がっていきます。

 

9273 コーア商事HDの配当

バフェットコードより

 

配当利回りは記事執筆時点で2.3%と高くはないです、ただここは【原則毎年増配】を宣言しています。

グラフを見ると『あぁ確かに増配しているね…』と思いますが実は毎年増配宣言が2024年のことなので今までやってたことを周知しただけのようにも見えます笑

 

まぁ配当性向が18.6%とかなり低めなので増配余力は十分にあるんですが慎重に1円増配を積んでいくような気がしますね…

 

 

著名投資家の清原達郎さん、略してキヨタツさんが著書【わが投資術】の中で提唱している【キャッシュニュートラルPER】という指標があるんですが、これを分かりやすく噛み砕いて説明してくれている人がX(Twitter)にいます。ヘムさんという方です。

そしてこれが件の説明ツイート

 

 

ヘムさんは【仮にこの企業を買収するとしたら…どれくらいの価値があるのか??】というシチュエーションで分かりやすく説明してくれています。

 

これに当てはめるとコーア商事のキャッシュニュートラルPERは2.32とかなりの割安銘柄となります。

 

時価総額251億円の会社にざっくり182億の現金同等物があり、実質的な買収コストは69億円。およそ2.32年分の収益でペイできるという計算ですね。

 

自己資本比率は同業種の中ではトップクラスに高い79%、潤沢なキャッシュがあるから仮に業績が奮わない年でも安定配当が出せるというわけです。

 


 

 

9273 コーア商事HDに対する考察

 

諸々を精査した結果…ガチホ銘柄と認定します。

 

配当利回りこそ低いものの毎年増配宣言をしていますし何よりキャッシュリッチです。ゆっくり育てていきたい銘柄ですね。

ちなみに株主優待の設定があり200株でクオカード1,000円もらうことができます。

 

株主構成は会長の首藤さんがいろんな名義で58%もの株を持っています、TOBの可能性は限りなくゼロですね笑

 

マイナス要因は円安と薬価改定、コーア商事は輸入した原薬がメインなので行き過ぎた円安はコスト増になります。また2年に一度の薬価改定は基本的に価格が下がるので売り手としては嬉しくないわけです。

 

 

しかし近年は原薬の販売だけでなく医薬品の受託製造も行っており…

 

バフェットコードより

 

順調に売上を伸ばしています。原薬商社という肩書きですが製造機能も有しており受託どころか自社製造販売までできてしまう万能ぶり。24年は原薬販売が現状維持のところを製造販売でプラ転まで持っていってますね。

 

2026年にはグループ企業であるコーアイセイの蔵王第二工場も完成して生産力もアゲアゲです、もともと他社では難しい or 採算が合わない小ロット多品種製造に注力しているので利益率がいいんですね。

特に注射剤(プレフィルドシリンジ)はコスト高で設備投資するところがあまりないということでかなりのアドバンテージとなっています、しかも政府主導でジェネリック薬品の普及を推進しているということもあり死角は見当たらないですね。

 

単価が安くて買いやすいので値を下げるようなことがあれば単元ずつ買い増ししていきたいですね。